社会へのよい影響を投資に組み込んだビジネスがGoparityです。「投資」と「社会にやさしい」という2つの概念は、ともするとあまり組み合わせて使われることの多くないものかもしれません。Goparityはこれを見事に融合させ新たなビジネスモデルを生み出しています。
持続可能な資産運用への門戸を広げる、という使命を掲げたこのポルトガルの会社をご紹介します。
未来への投資
そもそものビジネスの根幹にあるのが投資です。お金を貸すことで将来のリターンを期待することができます。投資といっても必ずしも大金が必要になるわけではなく、むしろ5ユーロという少額から始めることができます。
投資をすることで「自分へのリターン」を求めることになるのですが、それと同時に「社会にとっての明るい未来」に貢献することができます。自分と社会の未来を思いやるということです。
応援したいプロジェクトに投資する
未来のリターンを求めるのは大いに健全なことですが、せっかくなら応援したいと思えるプロジェクトを選びたいものです。執筆時点でサイトに掲載されているプロジェクトには例えば次のようなものがあります。
- 医療用大麻による慢性的な痛みの代替療法の提供
- エネルギー効率に優れ、持続可能で革新的なLEDの代替品
これは数多くのプロジェクトのほんの一部にすぎません。
インパクトを考える未来へ
世界的にインパクトという言葉に大きな注目が集まっています。インパクトとは社会に与える影響です。自分の行動が世界にどんな影響を与えるのか。これを考える動きが進み、多くの人がこの概念を認識しています。インパクトを考え生きる人がこれから増えることは想像に難くありません。
これから、このようにインパクトを考える人の割合は増え続けることが予想されます。これが投資の世界に持ち込まれたことは、ある意味で自然な流れかもしれません。
というのも、投資とはつまり「将来に成長が望めそうな機会を選びそこに融資する」ことを意味します。どの会社が将来的にうまくいくのかを考えることが投資の基本です。人類がインパクトを考えるようになれば、これからもっと、社会的にいい影響のある会社にお金が集まるようになるはずです。
自分の投資状況を確認
インターフェースが見やすく作り込まれており、どこにどれだけ投資したのかを簡単に確認できます。投資成果としてどれだけのリターンがあるのかはもちろんのこと、どのような活動を支援できたのかを時間する上でも重要です。このような透明性の高さは注目に値します。
支援したいプロジェクトの進捗がわかる
プロジェクトごとに目標となる金額とそれに対する調達額(+パーセンテージ)が表示されます。必ずしも調達額がプロジェクトへの投資価値を決めるものではありませんが、少なくともどれだけの人が支援しているかといった状況を把握する上では便利な情報です。
その他には以下のような情報が確認できます。
- 年間リターン(参考までに6.3%、7.1%など)
- リスクスコア(A, B, Cなどで表示)
またプロジェクトページに移動することで、サステナブル目標のどの項目に合致するかもわかります。例えば、以下のようにロゴで表示されます。
Bコープ認証
GoparityはBコープ認証を受けています。これはB Labというアメリカの非営利団体による認証で、ビジネスが確かな実績、説明責任、透明性の高い基準を満たしていることを示すものです。